2017年日本文具大賞機能部門グランプリはカール事務器の「エクスシザース」!







みなさん、こんにちは~。
Life Paletteのいつきです。

7月5日水曜日。
ISOTの会場で、
日本文具大賞のグランプリ
が発表されました!

今回は前編・後編に分けて、
グランプリ受賞作品を詳しくレビュー致します。

前編は機能部門グランプリ受賞の、
カール事務器のエクスシザース
詳しくレビュー致します。

また実際にはどんな商品か、
事前にはわからなかったものも、
いくつかありましたよね?
そちらも合わせてご紹介していきますね。

日本文具大賞グランプリ カール事務器「エクスシザース」

発表前にLife Palet的グランプリ予想を行いましたが、
残念ながら外してしまいました。

それでは見事にグランプリを獲得した、
カール事務器のエクスシザースをご紹介しましょう!

まず第1の特徴はその厚さ!
3mmの厚みは一般のハサミの倍なのだそうです。
これを職人さんが丁寧に研ぐ。
刃が2段に研がれているのわかります?

これって包丁とかと同じ刃のつけ方、
なんですって。
なのでこの刃の加工部分は、
包丁と言えばの貝印さんと協力して、
作られているそうです。

「切る」のではなく「切り落とす」
というコンセプトとの事ですが、
なるほど確かに日本刀などにも通じる、
ザクッと「切り落とす」という感じでした。
こういう言い方をすると、
なんだか怖いですが(笑)。

さらにはこの形も特徴的!
まずはグリップの所が左右対称。

これって右利き左利き問わずに
使えるようになっているんですね。

そしてもう1点、こちらを見て下さい。

刃のステンレス部分がグリップ部分まで、
ずーっと繋がっているんです。
こうする事で刃先まで
しっかり力が伝達しやすくなります

あと面白かったのがコレ。

ケースも豪華なのですが、
ハサミが収まる部分にマグネットがついてます。
だから逆さにしても落ちないんです!
……だからなんなんだって感じですが(笑)。

9月発売予定で、
参考売価はなんと7,000円!
高機能・高単価は今年のトレンドです。
オレンズネロに続いて、
このエクスシザースも大ヒットしそうですね。

【2017年7月11日】
2017年7月10日放送のNEWS ZEROで紹介されました!

残念!LIHIT LAB.のAQUA DROPs クリップファイルはグランプリならず

残念ながら私達が予想した、
LIHIT LAB.のAQUA DROPs クリップファイルは、
グランプリを逃しましたね。
会場でもクリップファイルを見てきました。

メーカーさんの説明では、価格は560円。
やはりこのクリップ部分の評価で
優秀賞だったのではとの事。
クリップ部分を上げると、
一緒に紙押さえも持ち上がる。
ココですね。

あとはしっかりしたボード面。
立って書く事をイメージしていて、
片手で持っても書きやすいです。

今回グランプリ予想をする上で、
どうしてもまだ見ていない商品は
候補に入れられなかった。
だってまだ見てないもんね(笑)。

しかし実際にカール事務器の
エクスシザースを実際に見てしまうと・・・
うん、ちょっと敵わないかな。

クリップファイルも悪くはない。
だけど目新しさは確かに少ない。

エクスシザースも商品としては、
ただのハサミです。
同じく目新しい商品ではない。
でも「究極のハサミを作る」という強い意志と、
出来上がったその商品の質の高さ。
そういう意味では機能部門の中でも、
やはり群を抜いていましたね。
納得のグランプリ獲得だと思います。

しかし、個人的には好きな商品です。
すでにメーカー欠品とか。
購入はお早めに。

機能部門 謎の優秀賞製品の紹介

機能部門優秀賞製品の中で、
事前には詳細がわからない商品がありましたよね。
そんな商品の詳細を
会場にて聞いてきたので、
レビューしたいと思います!

ソニック トガリターン 手動鉛筆削り

続いてはこちらの商品!
ソニックの鉛筆削りトガリターンです!
8月発売予定で、価格は1,800円。
ソニックといえば2014年の日本文具大賞機能部門のグランプリを
ラチェッタワンで獲得しましたね。
元々はコンパスの会社ですが、「鉛筆削り」の印象を
お持ちの方も多いのではないでしょうか。

こちらはサンプルを頂いてしまいました。

でも会場には透明で中の構造が見える、
サンプルがあったのでそちらをご覧ください。

真ん中にオレンジのギアが、
左右に2つあるのわかりますか?
そしてその間にある黒いギア。
これが鉛筆を差し込むと、
右のオレンジのギアまで押し込まれます。

この状態でゴリゴリ~っと削る。
すると中で芯が削れたなーと、
検知する機構が働きます。
先ほど鉛筆を差し込んだ時の力を逆に利用して、
また黒いギアがバチーンと、
左のオレンジのギアに戻る。
すると鉛筆が出てくる。

・・・書いててもよくわからないし、
説明聞いても正直なんだかわからなかった(笑)。

鉛筆を差し込んだ時に、
中でバネが縮む。
削り終わりを感知して、
そのバネがもとに戻る。
だから鉛筆が自動で出てくる。
簡単に言うと、こんな感じです。

でも機能としては、
やっぱり今までに見たことがない
まだグランプリ発表前に説明を聞いたんですが、
コレも可能性あるなと思いました。

【2017年7月11日】
2017年7月10日放送のNEWS ZEROで紹介されました!

文具大賞2017 機能部門 まとめ

今回は日本文具大賞2017 機能部門の
グランプリ商品の紹介と、
ノミネート商品各種をご紹介しました。

今回こうして文具大賞の商品を見ていると
やっぱり日本の文具ってすごいなと感じました。
もう工夫する余地なんてない様に見えても、
どんどん新しい工夫が生まれてくる。

でも今回の日本文具大賞の審査員、
デザインディレクターの川崎さんが、
警鐘を鳴らしておられました。
いつまでも日本の文具が世界一、
とは限らないと。

BICのボールペンを例に挙げられていましたが、
確かに世界シェアはBICの方が多い。
そんな状況だからこそ、
今一度メーカーさんには奮起して欲しい!
その様なお言葉を述べておられました。

うん、私もぜひ日本の文具は世界一!
であり続けて欲しい。
そう願います。

ISOTは7月7日の金曜日まで、
東京のビックサイトで開催しています。
今回紹介した日本文具大賞受賞製品も、
展示されています。

今の日本の文具の最先端が見られる、
このISOTにみなさんもぜひお越しください。

【2017年7月6日追記】
申し訳ありません!
ISOTは一般入場は基本できません。
勘違いさせてしまう様な発言を、
ここで訂正させて頂きます。

【2017年7月6日追記】
日本文具大賞機能部門グランプリの予想はこちら。

それでは後編の、
「デザイン部門グランプリ発表!」
でまたお会いしましょう。
健康と共にあらんことを。






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